棋聖戦グッズと盛り上がる 沼津で３日 将棋第３局 歓迎ムード
沼津市の沼津御用邸記念公園で３日行われる将棋の第９４期棋聖戦第３局を前に、地元で歓迎ムードが高まっている。市が開催を記念して製作したグッズの売れ行きは「おおむね好調」（文化振興課）。市立図書館は将棋特集コーナーを特設し、市民の関心を集めている。
市は開催記念印（１００円）、Ｔシャツ（Ｍ、Ｌ各サイズ１５００円）、不織布バッグ（５００円）のグッズ３種を、６月下旬に発売した。記念印や市内各地に掲示した横断幕の書は、沼津市立高書道部の生徒に依頼。同課担当者は「対局する藤井聡太棋聖と佐々木大地七段はともに２０代。若い世代にも開催をＰＲしたい」と説明する。
Ｔシャツはすでに各サイズ４０枚、バッグは６０枚以上を販売し、増産予定はない。グッズは同課窓口（市役所７階）のほか、２、３日の関連イベントでも扱う。このうち、３日午後２時から、ららぽーと沼津（同市）で行うパブリックビューイングには、予約不要でだれでも参加できる。
市立図書館は１階入り口前に将棋コーナーを設け、藤井棋聖の関連本などを並べた。職員は「当初並べた約５０冊のうち、常に半分は貸し出し中。入館してすぐに立ち止まり、借りる人をよく見る」と話した。
（東部総局・菊地真生）
いい茶0
