⚽アスルクラロ沼津 逆転3連勝、北九州に2-1 J3リーグ第16節

 明治安田J3リーグは1日、各地で第16節の8試合が行われ、沼津は北九州を2-1で下した。

沼津-北九州 後半45分、決勝ゴールを決める沼津の藤崎(中央)=愛鷹広域公園多目的競技場(東部総局・田中秀樹)
沼津-北九州 後半45分、決勝ゴールを決める沼津の藤崎(中央)=愛鷹広域公園多目的競技場(東部総局・田中秀樹)


①愛鷹▽観衆1794人
沼 津 7勝5分け4敗(26) 2(1―1 1―0)1 北九州 2勝5分け9敗(11)
▽得点者【沼】ブラウン(4)藤崎(2)【北】村松(1)

記念試合 藤崎、劇的ヘッド
 3試合負けなしと波に乗る北九州をホームに迎えた沼津は終了間際に劇的な決勝点をあげ、2-1で逆転勝利に成功した。地元の支援で実現した初のナイトゲームは、感謝の気持ちを込めた沼津市民招待試合。5シーズンぶりの3連勝で沼津市制100周年に花を添えた。
 序盤は北九州の堅い守りに苦しみ、前半15分には先制を許した。しかし同43分、相手DFに当たって宙に浮いたボールをFWブラウンノアが左足で突き刺した。ブラウンは「相手も距離があったのでボレーなら決まると思った」と振り返った。
 後半はスローになりがちだったパスの速さを修正したが、勝ち越し点を奪えず互いにオープンな展開に。一進一退の中で後半45分、CKをDF藤崎が頭で合わせ、ポストに跳ね返ったところを再び頭で押し込んだ。殊勲者は「早く反応してうまく押し込むことができた」と声を弾ませた。
 混戦模様が続くJ3。貴重な勝ち点3を手にし、中山監督は「勝ちきったことが大きい」と評した。決定力不足を克服し「勝ちきる」チームへ。さらなる上位進出に向け、弾みをつける記念試合になった。

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