児童が株式会社設立!? 商品開発、販売体験へ 小山
小山町の小学5、6年生が模擬株式会社を設立し、商売を体験する「ジュニアエコノミーカレッジinおやま」(町商工会青年部主催)が2日、町健康福祉会館で開講した。児童約40人が5人前後のチームに分かれて商品を開発し、11月の商工祭での販売を目指す。
児童は仮想の株式会社を設立し、仲間の勧誘から資金集め、地元の資源を活用した商品の企画、製造、販売、決算まで商売の一連の流れを経験する。会社の名前やメンバーの役職、商品のキャッチコピーなども全て自分たちで決め、実際にお金を動かすことで協調性や責任感を養う。
初回は参加児童がテキストを受け取り、株や株式会社の仕組みなどについて学ぶセミナーを受講した。同事業の横山重久実行委員長は「子どもたちが地元の魅力を見つけ、掘り起こす機会でもある。地域をさらに好きになってもらい、未来の商工業の担い手を育てられたら」と狙いを語った。
(御殿場支局・塩谷将広)