千楽カツハヤシ/あした葉アジフライ 沼津「勝負メシ」提供店に客続々 将棋棋聖戦から一夜

 沼津市で開かれた将棋の第94期棋聖戦第3局から一夜明けた4日、藤井聡太棋聖と挑戦者の佐々木大地七段が対局当日の昼食で味わった「勝負メシ」の提供店は、多くの客でにぎわった。

藤井棋聖が食べたカツハヤシ=沼津市の千楽北口店
藤井棋聖が食べたカツハヤシ=沼津市の千楽北口店
佐々木七段が食べたアジフライ定食=沼津港あした葉 踊りあじ専門店
佐々木七段が食べたアジフライ定食=沼津港あした葉 踊りあじ専門店
藤井棋聖が食べたカツハヤシ=沼津市の千楽北口店
佐々木七段が食べたアジフライ定食=沼津港あした葉 踊りあじ専門店

 市は対局日に食べてもらいたい地元グルメを公募。候補を6品に絞り、対局前日の検分で2人が食べたいものを選んだ。
 藤井棋聖が食した千楽北口店のカツハヤシは、分厚いとんかつにデミグラスソースがかかったボリューミーな一品。シェフの大竹浩司さんは「沼津といえば海鮮だから、選ばれるとは思わなかった。完食されたと聞いてうれしい」と喜んだ。4日は来客増加を見込んで通常の2倍の材料を仕入れ、昼営業で一日分のルーがなくなったという。
 佐々木七段は沼津港あした葉 踊りあじ専門店のアジフライ定食に舌鼓を打った。増田吉康店長は「対局当日午前中には、棋士2人が食べることを予想する将棋ファンが来店した。『勝負メシ』の影響力の大きさを実感した」と語った。

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