「進学以外にも多彩な選択肢」 不登校生ら向けNPOが相談会 磐田、当事者が体験談も

 静岡県西部で子どもの問題解決を支援するNPOや市民団体でつくる「子ども育ちレスキューネット」(大山浩司代表)はこのほど、不登校の中高生と保護者らを対象にした進路相談会(静岡新聞社・静岡放送後援)を磐田市見付のワークピア磐田で開いた。

県西部の高校やサポート校などを紹介した進路相談会=磐田市見付のワークピア磐田
県西部の高校やサポート校などを紹介した進路相談会=磐田市見付のワークピア磐田

 高校進学や高校卒業資格取得、進学以外など進路にさまざまな選択肢があることを伝え、子どもの精神状態に合った道を選ぶ参考にしてもらおうと企画した。大山代表らが県西部の全日制、定時制、通信制の高校や通信制サポート校などを紹介したほか、不登校生を対象にした無料の学習支援などレスキューネットの活動も説明した。
 浜松市東区のフリースクール「ドリームフィールド」のスタッフ伊藤萌美さん(31)は、不登校中に同スクールで学習やバンド活動に取り組んだ体験談を披露し、「進路に向き合うと不安もある。今の自分を認め、つまずいても別の道があるとゆとりを持って考えてほしい」と呼びかけた。
 進路相談会は8月27日、9月24日、11月26日にも浜松市中区のアイミティ浜松で開く。

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