地域活性化へ 芋焼酎「千年の念」販売開始 沼津門池地区、市制100周年

 沼津市門池地区の自治会員でつくる門池コミュニティ推進委員会が、地域活性化を目的に地元産のサツマイモを使い、商品化を目指してきた芋焼酎「千年の念(おもい)」が完成した。商品は7日、同市のキラメッセぬまづで開かれた市制100周年記念イベントの前夜祭で初披露し、9日まで同イベントで販売する。

沼津市の門池地区住民が企画し、市制100周年記念イベントで販売を始めた芋焼酎「千年の念」=キラメッセぬまづ
沼津市の門池地区住民が企画し、市制100周年記念イベントで販売を始めた芋焼酎「千年の念」=キラメッセぬまづ

 同委員会は2021年3月から取り組みを始めた。小学生らとサツマイモを栽培、クラウドファンディングで資金を募った。醸造は杉井酒造(藤枝市)が担当し、静岡酵母を使った豊かな香りと素朴な味わいの酒となった。商品名は竜が池に落とした玉が千年後に光ったという伝説「門池の竜」に由来。門池地区連合自治会の福田和男会長は「ようやく完成した。地域の事業として継続したい」と話した。
 価格は720ミリリットル1本2千円。同市岡宮の酒店「酒の矢田」の他、市制100周年記念イベントのブースで販売する。市のふるさと納税の返礼品にも加える。

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