山の魅力、発信続けて900号 焼津の愛好家塩谷さん、メルマガで紹介 登山の注意点も

 焼津市内で活動する「焼津アルプス愛好会」の塩谷雅代表(69)が自ら登った山を紹介するメールマガジンの記事がこのほど、900号を数えた。2003年に鳥海山(山形県、秋田県)から始まって、日本百名山や静岡の百山といった全国の山を自身で登頂し、魅力について発信し続けている。

過去の記事をまとめたファイルを見返す塩谷さん=焼津市内
過去の記事をまとめたファイルを見返す塩谷さん=焼津市内
過去の記事をまとめたファイル=焼津市内
過去の記事をまとめたファイル=焼津市内
過去の記事をまとめたファイルを見返す塩谷さん=焼津市内
過去の記事をまとめたファイル=焼津市内

 記事は「私の出合った日本百名山 他の山々」と題するホームページにまとめられている。コースや登山に要した時間、感想などを記載するほか、山頂から見える光景や道中のビューポイントを写真で紹介している。当初は「日本百名山」の登山記録から始まり、読者が定着したことから「日本二百名山」「日本三百名山」「山梨百名山」「静岡の百山」と範囲を広げてきた。
 塩谷さんは月2~3回、全国各地の山々を登山し、その記録を毎週月曜日にホームページに載せている。大学時代、南アルプスに登頂したことを機に、時間を見つけては数々の山に登ってきた。記事掲載を始めたきっかけは、開始当初あまり知られていなかった日本百名山の魅力を多くの人に伝えたいという思いから。初挑戦の登山者が道に迷うことがないように、標識がなかったり、自然災害で道が変わっていたりといった自身が登山中に困ったことも記している。
 900号目は「山梨百名山」の一つ日向山(山梨県)で、昨年末の登山記録を掲載した。白い砂が敷かれている山頂付近の様子を写真で紹介している。塩谷さんの登山記録は掲載順を迷うほどにたまっていて、順次紹介していくという。塩谷さんは「記事をきっかけに山の魅力に気付いてほしい」と発信し続ける考えだ。

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