【Web限定】逢田さん、降幡さん あふれる「沼津愛」語る 市制100周年でラブライブ!声優陣

 沼津市が舞台のアニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」に出演する声優で、桜内梨子役の逢田梨香子さん、黒澤ルビィ役の降幡愛さんが8日、同市の市制100周年イベントに登場した。アニメの主人公のアイドルグループ「Aqours(アクア)」として任命された市のPR大使「燦々(さんさん)ぬまづ大使」の認証式に臨んだ後、頼重秀一市長と〝沼津愛〟あふれるトークを繰り広げた。

お気に入りの沼津グルメは「やま弥」の「鯛丼」と語る降幡愛さん
お気に入りの沼津グルメは「やま弥」の「鯛丼」と語る降幡愛さん
お気に入りの場所は「三津浜」と語る桜内梨子役の逢田梨香子さん
お気に入りの場所は「三津浜」と語る桜内梨子役の逢田梨香子さん
お気に入りの沼津グルメは「やま弥」の「鯛丼」と語る降幡愛さん
お気に入りの場所は「三津浜」と語る桜内梨子役の逢田梨香子さん

2人は市制100周年記念Tシャツの上に、沼津市で創業し、90年以上前に「日本最古」とされる国産デニムを製造した山本被服(清水町)製のオーバーオールを着て登壇した。「小柄な私たちでも着やすくてちょうどいい。かわいい」と降幡さん。逢田さんも「イベントには制服姿で出ることが多いので新鮮」と喜んだ。
 Aqoursは4期連続の大使就任となった。逢田さんはアニメがきっかけで沼津市への移住者が増えていることに触れ、「1人の方の人生を変えてしまう。影響力がすごい」と、作品の存在感をかみしめた。降幡さんも「沼津の皆さんが優しく受け入れてくれたからこそ、作品が長く続いている」と市民に感謝した。
2016年の初訪問以来、これまで仕事やプライベートで何度も沼津を訪れている2人。逢田さんは「いつ沼津に来ても(ファンが)必ずいる」と会場のラブライバーを笑わせた。降幡さんは「初めて訪れた時からなぜか懐かしい。私は(海のない)信州人なので、海を見てすてきな場所と感じた」と8年前を思い出していた。
 すっかり〝沼津通〟の2人は、お気に入りの沼津グルメも語った。逢田さんは大瀬崎にある「オーシャンビューフジミ」の「みかんじるこ」や、洋菓子店「グランマ」(上土町)のケーキ、降幡さんは卵と混ぜて食べる「駿陽荘やま弥」(西浦平沢)の「鯛丼」を挙げた。メンバー共通のお気に入りは、バンデロールの菓子パン「のっぽ」で、「ライブの差し入れでもらうと争奪戦」とも明かした。
 市民との交流についても振り返った。逢田さんは、作中の「浦の星女学院」のモデルになった長井崎小中一貫校を訪れた際、生徒が踊ったダンスに飛び入り参加したエピソードを披露した。降幡さんは、ラブライバーが集う「つじ写真館」(上土町)の写真コンテストにも協力し、「親戚のような思い」と笑顔を見せた。
 2人の沼津市への思いは止まらない。逢田さんは「第二のふるさと。どこへ行っても優しく、切っても切り離せない場所。ずっと訪れ続けたい」と強調。降幡さんは「沼津が『ラブライブ!サンシャイン‼』の舞台で本当に良かった。100周年の歴史の一部として、作品が関わることができてうれしい」と締めくくった。

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