10月に国盗り綱引き開催へ 浜松、地元水窪「逆転狙う」

 浜松市天竜区水窪町の「遠州軍」と長野県飯田市の「信州軍」が県境を懸けて争う伝統行事「峠の国盗り綱引き合戦」の実行委員会は10日までに、行事を4年ぶりに開催することを決めた。10月22日に有観客で実施する。

 これまで新型コロナウイルスの感染拡大を理由に中止していた。昨年は会場のヒョー越峠で綱引きをしない代わりに「志気高揚の会」を開き、遠州、信州両軍の健闘を誓い合った。
 遠州軍を構成する天竜商工会水窪支所の綱引き担当部長を務める山本功さん(49)は「再び交流できることが楽しみ。(綱引きでは)少し負けているので、今年をきっかけに逆転を狙いたい」と意気込んだ。遠州軍の通算成績は15勝17敗。直近の2019年は勝利した。
 (水窪支局・大沢諒)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞