マリンレジャー新拠点 戸田漁港 海の駅に認定 交流人口拡大に期待 沼津

 沼津市の戸田漁港がこのほど、ヨットなど海路から来た人が利用する「海の駅」として認定され、11日、戸田浮桟橋周辺で式典が行われた。県内13カ所目、市内では江浦、沼津港に次ぎ3カ所目。

テープカットをする関係者=沼津市戸田
テープカットをする関係者=沼津市戸田
浮桟橋を見学する関係者=沼津市戸田
浮桟橋を見学する関係者=沼津市戸田
テープカットをする関係者=沼津市戸田
浮桟橋を見学する関係者=沼津市戸田


 全国でマリンレジャーの拠点を定める海の駅ネットワーク事務局が認定した。「ぬまづ・へだ海の駅」として観光客を受け入れ、交流人口の拡大を目指す。
 海の駅はプレジャーボートなどの係留施設▽情報発信基地▽トイレ―があることが条件。
 係留施設となった戸田浮桟橋は2014年の定期便廃止に伴い、活用されなくなっていた。観光促進につなげようと、戸田観光協会(川合健次会長)は20年から、地元漁協などの協力を得て浮桟橋活用の実証実験を開始。清水港(静岡市清水区)と結ぶヨットレース開催時には参加者を歓迎し、認定への機運を高めていた。
 式典には地元関係者約25人が出席した。川合会長は「新しい需要を取り込みたい。ヨット客が増え始め、経済効果が期待できる」と強調。海の駅ネットワーク事務局の小川昭事務局長は「戸田はタカアシガニなど食事が魅力的。海からの客にとって西伊豆の拠点になる」と話した。
 (東部総局・山本萌絵佳)

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