「化粧品を科学する」 静岡・科学技術高 同窓生招き特別授業

 静岡市葵区の科学技術高は12日、同窓生を講師に招き特別授業「化粧品を科学する」を開いた。電子物質工学科の3年生37人が聴講した。

化粧品の開発プロセスについて解説する川崎さん=静岡市葵区の科学技術高
化粧品の開発プロセスについて解説する川崎さん=静岡市葵区の科学技術高

 製薬会社で化粧品の開発を行ってきた川崎義巳さん(77)が、製造過程や行政手続きなどを解説した。「化粧品は安全性が重要」と指摘し、使っていい成分が決まっているなど法的規制を紹介。また、化粧品のチラシを生徒に配り、「若返り」や「小ジワ改善」など広告に使ってはいけない表現があることを説明した。
 化粧品の課題研究を授業で行っている佐藤なごみさん(18)は「多くの許可が必要なことが分かり、勉強になった」と話した。

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