余剰食品で学生生活支援を 静岡産大生、地域に呼びかけ回収 磐田キャンパス

 静岡産業大経営学部の3、4年生9人が11日、家庭で余った食品を回収する「MOTAINA大作戦」を磐田市大原の磐田キャンパスで実施した。食品ロスを削減し、物価高で生活が圧迫されている学生の支援につなげる。

地域住民が持ち込んだ食品を受け取る学生=磐田市大原の静岡産業大磐田キャンパス
地域住民が持ち込んだ食品を受け取る学生=磐田市大原の静岡産業大磐田キャンパス

 太田裕貴准教授のゼミと、フードバンク活動に取り組む市民有志グループ「いわた元気応援団」が共同で企画した。学生たちは事前に、手作りしたチラシを教職員や地域住民、市内企業などに配布し、不要になった食品の寄贈を呼びかけた。
 住民や教職員、学生らからは、カップ麺や缶詰、菓子などが届けられた。集まった食品は夏休み前に希望する学生に配布する。同学部4年の小山夢叶[ゆうと]さん(21)は「誰かが不要になった物を必要な人に回すことは良いことだと思う。困っている人を助けられたら」と話した。今秋以降の実施も検討している。
 (磐田支局・八木敬介)

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