部活地域移行へ協議開始 浜松市 26年以降 まずは休日から

 浜松市は13日、市立中学校の部活動の地域移行へ向けた地域クラブ活動協議会を設置し、第1回会合を中区の市教育委員会で開いた。奥家章夫学校教育部長が協議会委員長を務め、有識者、学校関係者、保護者代表らの委員が選出された。2026年9月を目標に、休日の部活動を段階的に地域移行させるための議論を進める。
 奥家委員長は、人口減少社会の中で学校単位での部活動の維持が困難になりつつある現状に触れ「生徒が休日を有意義に過ごせる方策を考えたい」とあいさつした。委員たちは、まずは休日の活動について地域移行を試みること、各競技団体、NPO法人、民間団体などが運営し、費用については経済的に困窮する家庭の生徒を支援すること、学校との連携により生徒の成長を保障することなどの取り組み方針を確認した。
 委員からは、平日の部活動は26年9月以降も当面、現状通りにすべきだと強調する意見や、地域移行は一律に進めるのではなく競技、活動内容別に議論すべきだとの声も挙がった。
 (浜松総局・松浦直希)

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