サバや練り物、枝豆…生産現場視察 都内レストランが9月「焼津フェア」 市内事業者 味や品質プレゼン

 焼津市内の水産加工事業者や農業者が自社で生産製造する食材の魅力を、ビヤホール・ビヤレストランなどを運営するニユートーキヨー(東京都)に提案する取り組みが11日まで行われた。ニユートーキヨーの関係者らが7事業者を訪ね、サバや練り物、カツオの残さを利用して育てた枝豆といった食材の製造現場を視察した。採用した食材はニユートーキヨー運営の都内3店舗で9月に実施予定の「焼津フェア」で提供する。

枝豆の生産現場を視察するニユートーキヨーの関係者たち=焼津市上新田のアースグリーンファーム
枝豆の生産現場を視察するニユートーキヨーの関係者たち=焼津市上新田のアースグリーンファーム

 訪れたのはニユートーキヨーの森川浩志取締役、桑畑勝調理担当部長ら。10、11日の2日間で練り物、マグロの刺し身、なまり節、はんぺん、サバなどの食材を見て回った。最終日に訪ねた農業生産法人アースグリーンファーム(焼津市上新田)では、かつお節の残さから抽出したエキスで育てた枝豆や、アスパラガスの生産現場を見学した。関係者たちはゆでた枝豆を試食すると「甘い」と一様に驚きの声を上げた。
 9月には「ニユートーキヨービヤホール東京駅八重洲口店」「御影蔵丸ビル」「七代目卯兵衛」のJR東京駅周辺3店舗で、焼津の食材を使ったメニューを提供する予定。
 (焼津支局・福田雄一)

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