カエル触ったの初めて! 登呂遺跡の復元水田 児童、生き物観察

 小学生を対象にした「田んぼの生き物観察会」が15日、静岡市駿河区の登呂遺跡で行われた。登呂博物館と常葉大(同市葵区)が主催し、自然と触れ合う楽しさを子どもたちに伝えた。

田んぼで生き物採集をする児童ら=静岡市駿河区の登呂遺跡
田んぼで生き物採集をする児童ら=静岡市駿河区の登呂遺跡

 同大教育学部の学生に教えてもらいながら、児童10人が遺跡の復元水田で生き物採集に取り組んだ。ザリガニやカエルなどを網ですくって捕まえると歓声を上げ、丁寧にかごに入れた。長田東小3年の松下恵麗奈さん(9)は「初めてカエルに触った。ぬるぬるしていたけど、ピョンピョン跳ねてかわいかった」と喜んでいた。
 児童は採集した生き物を図鑑と照らし合わせたり、スケッチしたりして学びを深めた。同大の久留戸涼子教授は「登呂遺跡にも豊かな自然があることを感じてもらいたい」と話した。

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