広島訪れ平和の尊さ学習へ 小山の中学生6人 出発式で抱負

 小山町の3中学校の代表生徒6人が26~28日の3日間、平和教育の一環として広島市を訪問する。19日に町役場で出発式が開かれ、高橋正彦教育長らに被爆地での学習の抱負を述べた。

広島市を訪問する代表生徒6人=小山町役場
広島市を訪問する代表生徒6人=小山町役場

 派遣メンバーは小山中の小見山直歩さんと渡辺日茉理さん、北郷中の小野宇翔さんと岩田紗瑚さん、須走中の吉村学斗さんと岸野樺恋さん。平和記念資料館で被爆体験講話を聞いたり、原爆ドームや平和記念公園を見学したりして平和の価値や命の重みなどを学ぶ。
 出発式では一人一人があいさつし、「戦争の恐ろしさを伝えられるように、被爆者の話をしっかりと聞きたい」「資料や教科書からでは伝わらない、実際に現地に行って体験しないと分からないことを感じてきたい」などと決意を述べた。高橋教育長は「事前学習で生まれた疑問を持って現地を訪ねてほしい。知っていることと見ることは違う。体全体で資料や被爆者の話を受け止めてきてほしい」と呼びかけた。
 (御殿場支局・塩谷将広)

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