磐田「豊田わくわくフェスタ」実行委発足 四半世紀続くイベント継承、24年5月開催目指す

 磐田市豊田地区の新たなにぎわいイベント「豊田わくわくフェスタ」の開催に向け、市商工会や地元自治会など各種団体が20日、実行委員会を発足させた。四半世紀にわたって続き、コロナ禍で中止になっていたイベントを継承する。来年5月12日の開催を目指す。

豊田わくわくフェスタ実行委員会の初会合=磐田市弥藤太島の市商工会
豊田わくわくフェスタ実行委員会の初会合=磐田市弥藤太島の市商工会

 同地区では旧豊田町時代の1994年に「フェスティバル豊田町」がスタートし、名称変更をしながら継続してきたが、コロナ禍で2020年から中止を余儀なくされた。コロナの行動制限緩和を機に、地域住民の交流を今まで以上に促し、地域資源の国指定天然記念物「熊野の長藤」を市内外にPRする機会に発展させようと、関係団体が立ち上がった。
 20日は、同市弥藤太島の市商工会で実行委の初会合を開いた。実行委員長に選出された市商工会の村田勇治豊田地区長は「以前をしのぐ盛り上がりにするために知恵を絞りたい」と意気込みを語った。
 フェスタの会場は、アミューズ豊田と周辺施設を想定している。企画案には、従来の飲食・物販やステージパフォーマンスのほか、「子どもが楽しむ」「長藤の発信」をコンセプトに、各施設を回遊するスタンプラリーや小学生向けの絵はがきコンテスト、長藤の写真コンテストなどのアイデアを盛り込んだ。
 今年11月下旬から12月下旬に、プレイベントとして同フェスタをPRするイルミネーションなどを実施する予定。

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