伊豆縦貫道 全線 早期開通求める 期成同盟会が国に
伊豆縦貫自動車道や東駿河湾環状道路の整備を促進する三つの期成同盟会は２１日、国土交通省に吉岡幹夫技監を訪ね、早期の全線開通を要望した。
伊豆縦貫道は河津下田道路の早期完成に加え、道の駅「伊豆月ケ瀬」を「防災道の駅」に指定して防災機能を強化するよう求めた。東駿河湾環状道路は愛鷹インターチェンジ（ＩＣ）以西の早期事業化と、沼津岡宮ＩＣ－大場・函南ＩＣの全線４車線化を訴えた。
伊豆縦貫自動車道の期成同盟会会長を務める川勝平太知事は終了後の取材に「東西から人が流入し、日常生活や観光振興、災害時に重要な役割を果たす道路。渋滞の解消も大きな課題になっている。伊豆地域の交通ネットワークの完成を、県全体が熱望していると伝えた」と述べた。吉岡氏は「早期実現へ全力を尽くす」と応じたという。
要望に先立ち、都内で開かれた３同盟会の合同促進大会には、川勝知事をはじめ関係市町の首長ら約７０人が参加した。
（東京支社・山下奈津美）
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