佐藤九段、稲葉八段が抱負 将棋JT杯静岡大会22日

 静岡市駿河区のツインメッセ静岡で22日に開かれる「将棋日本シリーズJTプロ公式戦/テーブルマークこども大会」静岡大会(日本将棋連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)を前に、公式戦トーナメントの1回戦で対局する佐藤天彦九段と稲葉陽八段が21日、同市内で取材に応じ、意気込みを語った。

22日開催の「将棋日本シリーズJTプロ公式戦」に向け、抱負を述べる佐藤天彦九段(右)と稲葉陽八段=21日午後、静岡市駿河区
22日開催の「将棋日本シリーズJTプロ公式戦」に向け、抱負を述べる佐藤天彦九段(右)と稲葉陽八段=21日午後、静岡市駿河区

 同連盟のタイトルホルダーや賞金ランキング上位者12人が出場し、トーナメントで争う同シリーズ。3年ぶりに名を連ねた佐藤九段は「トップ棋士が顔をそろえ、オールスターの趣がある」と心証を語り、対局の喜びを口にした。
 稲葉八段は2年連続3回目の出場。初出場の2018年は静岡市での1回戦で当時の渡辺明棋王に敗れている。昨年は準決勝に進出した。「出場するのが大変な公式戦。今年はもう少し上まで行きたい」と意欲を見せた。
 両者とも1988年生まれ。対戦成績10勝7敗で勝ち越す佐藤九段は「読みや計算だけでなく、ゲーム性やひねりを加えてみたい」と対局を見据えた。
 稲葉八段は勝負のポイントを「苦しくなった時にどれだけ粘れるか」とした。
 (教育文化部・橋爪充)

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