焼津の高校男子バスケ選抜 結団式 モンゴルで5年ぶり親善試合

 焼津市は8月、市内在住、在学の高校生による男子バスケットボール選抜チームを5年ぶりにモンゴルに派遣する。22日に市総合体育館(同市保福島)で結団式が行われた。

モンゴルに派遣される焼津市の高校生男子バスケットボール選抜チームの選手たち=焼津市保福島の市総合体育館
モンゴルに派遣される焼津市の高校生男子バスケットボール選抜チームの選手たち=焼津市保福島の市総合体育館

 選抜チームは高校生12人で、鈴木則央監督やコーチの計3人も加わる。派遣期間は8月2日から6日までで、モンゴル・ウランバートル市チンゲルテイ区の高校生との合同練習や親善試合を行うほか、遊牧民生活体験や文化施設の視察も予定している。
 式では、中野弘道市長が「異文化の感覚を味わってほしい」と激励。羽田明夫教育長は「友情の輪を広げてほしい」と送り出した。鈴木監督は「この世代にさまざまな文化に触れあえる機会を与えてくれてありがたい」と述べた。
 主将を務める藤枝北3年の小林美旺斗さん(18)は海外での試合経験は初めてとして「自分たちの力がどれだけ通用するか楽しみ」と期待に胸を膨らませた。
 焼津市と同区は2018年に交流事業に関する覚書を締結。18年度は焼津市選抜チームが同区、19年度はモンゴル選手団が焼津市をそれぞれ訪問していたが、20年度から3年間はコロナ禍の影響で対面の交流事業を行っていなかった。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞