4年ぶり市民総おどり 夏到来告げる「富士まつり」 戦うかぐや姫登場

 富士市に本格的な夏の始まりを告げる「富士まつり」が23日、同市の中央公園や青葉通りで開かれた。新型コロナウイルスによる行動制限緩和を受け、4年ぶりに「市民総おどり」が復活。中心市街地は浴衣姿の来場者でにぎわった。

約1200人が参加した市民総おどり=富士市の青葉通り
約1200人が参加した市民総おどり=富士市の青葉通り
フルコンタクト空手で板を割る星矢さん=富士市の中央公園
フルコンタクト空手で板を割る星矢さん=富士市の中央公園
約1200人が参加した市民総おどり=富士市の青葉通り
フルコンタクト空手で板を割る星矢さん=富士市の中央公園


 青葉通りの一部を交通規制して行った市民総おどりには約1200人が参加した。「FUJIサンバ」や「富士ばやし」など市民になじみ深い曲を踊りながら練り歩いた。参加した会社員の鈴木啓輔さん(35)は「富士の夏の風物詩が戻ってきてくれてうれしい」と笑顔で話した。
 メイン会場の中央公園にはステージが設けられ、地元のよさこいグループや太鼓団体のパフォーマンスが会場を盛り上げた。市内の飲食店による露店や子ども向けの工作体験のブースなども並んだ。フィナーレには、花火が音楽に合わせて打ち上げられ、多くの来場者がカメラに収めて楽しんだ。

戦うかぐや姫登場 ファッションショーを初企画 富士市
 富士市のかぐや姫伝説にちなんだ初企画「かぐや姫ファッションショー」が富士まつりメイン会場の中央公園で開かれた。参加者はコスプレ姿で歌やダンスなどを披露し、テーマである「あなただけのかぐや姫」を表現した。
 個人や団体8組が参加し、5分間の持ち時間で魅力をアピールした。優勝した星矢あおいさん(31)=富士宮市=は、ロリータ服にかぐや姫を意識した着物を羽織る衣装で登場し、特技のフルコンタクト空手を披露。会場を驚きの拍手に包んだ。「月から迎えが来なかったかぐや姫」を題材にしたコントやミュージカル調のかぐや姫なども観客を沸かせた。


 

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