バレーボール男女 浜松修学舎3連覇/掛川大須賀、初の頂点 静岡県中学総体
静岡県中学校総合体育大会(静岡新聞社・静岡放送後援)は27日、バレーボールなどを行った。バレーボールは男女とも本年度から参加可能になったクラブチームと中学部活動が決勝で対戦。男子は昨年全国優勝の浜松修学舎が2-0で藤枝リアンを下して3連覇し、女子は掛川大須賀が2-0でA-smileクラブを破り初優勝した。
チームワーク隙なし 掛川・大須賀
バレーボール女子は掛川大須賀が県総体初優勝を果たし、1月の県新人との2冠を達成した。メンバー全員が小学校時代から地元少年団でプレーする隙のないチームワークで、実力あるクラブチームとの決勝を制した。
第1セット序盤は、A-smileクラブの的確なブロックに苦戦し競り合う展開。掛川大須賀のトスは自然と信頼の厚い芝田に集まった。「みんながつないでくれるボール。絶対に決める」。171センチの長身を生かしセンターから左右にスパイクをたたき込んだ。25-19で競り勝つと、第2セットも勢いをそのままに25-11で奪った。
力のあるスパイカーがそろうが、新人戦以降の練習はレシーブが8割。主将横山を中心に苦しい体勢からでもボールを上げて攻撃につなげた姿に、玉村監督も「泥くさく拾えて感動した」と目を細める。横山は「みんなでカバーし合える信頼がある。全国ベスト8を狙いたい」と決意を新たにした。
(浜松総局・北井寛人)
エース鈴木温主将躍動 浜松修学舎
男子の浜松修学舎はエース鈴木温主将が強烈なスパイクを連発してストレート勝ち。「3連覇がかかっていたので達成できてうれしい」と喜んだ。
細身だが、長い手足を生かして体をむちの様にしならせ、高い跳躍から鋭いスパイクをたたき込む。藤枝リアンとの決勝は序盤から得点を量産し第1セットは25-13。ただ、第2セットは相手ブロックに食らい付かれ、コートを捉えきれない場面が増えた。
中盤に4点リードを許してタイムアウト。「楽しめ」。稲葉監督の言葉で力みが抜け、決定力を取り戻した。連続得点で逆転。最後はジュースに持ち込まれたが、26-25から強打を突き刺した。
県新人と合わせて県2冠に輝き、次の目標は東海と全国大会の2連覇。鈴木温は「県代表として、静岡の選手の思いを背負って戦う」と意気込んだ。
▽男子2回戦
浜松修学舎 2―0 静岡城内
浜松北浜東部 2―0 静岡南
浜松雄踏 2―1 静岡大成
湖西岡崎 2―0 南伊豆
藤枝リアン 2―0 浜松細江
浜松曳馬 2―0 富士南
御前崎浜岡 2―1 浜松庄内
富士宮四 2―0 静岡籠上
▽同準々決勝
浜松修学舎 2―0 浜松北浜東部
湖西岡崎 2―0 浜松雄踏
藤枝リアン 2―0 浜松曳馬
富士宮四 2―0 御前崎浜岡
▽同準決勝
浜松修学舎 2―1 湖西岡崎
藤枝リアン 2―0 富士宮四
▽同決勝
浜松修学舎 2(25―13 27―25)0 藤枝リアン
▽同敗者戦
富士宮四 2―0 湖西岡崎
▽女子2回戦
掛川大須賀 2―0 島田六合
静岡安倍川 2―0 三島中郷
藤枝青島 2―0 御殿場富士岡
御前崎 2―0 浜松笠井
A-smile 2―0 静岡城内
焼津港 2―0 湖西新居
浜松光が丘 2―0 焼津大井川・東益津
御前崎浜岡 2―0 伊豆の国大仁
▽同準々決勝
掛川大須賀 2―0 静岡安倍川
藤枝青島 2―0 御前崎
A-smile 2―0 焼津港
御前崎浜岡 2―1 浜松光が丘
▽同準決勝
掛川大須賀 2―0 藤枝青島
A-smile 2―1 御前崎浜岡
▽同決勝
掛川大須賀 2(25―19 25―11)0 A-smile
▽同敗者戦
御前崎浜岡 2―1 藤枝青島