怪しくあでやか 直政衣装 瀬名の懐剣、家康のはかまも 浜松大河ドラマ館 展示内容一部更新

 浜松市中区の「どうする家康 浜松 大河ドラマ館」は28日、展示内容を一部更新した。有力武将に成長した井伊直政の衣装、悲劇の自害を遂げた瀬名の懐剣など、ドラマ中盤のハイライトとなった場面に関する展示を追加した。

井伊直政の初登場シーンに使われた踊り子の衣装=浜松市中区の浜松大河ドラマ館
井伊直政の初登場シーンに使われた踊り子の衣装=浜松市中区の浜松大河ドラマ館


 撮影衣装は3点を更新した。井伊直政役の板垣李光人さんが初登場時に着た踊り子の衣装は、花がさや桃色の装束があでやかさと怪しさを感じさせる。家康役の松本潤さん、瀬名役の有村架純さんが青年期の場面中に着続けたはかまは、長期の撮影で使い込まれた様子が見て取れる。ドラマでは家康の衣装が内面とリンクしていて、微妙な変遷がファンの注目を集めているという。
 スクリーンでは撮影時に使われたCG映像を紹介している。今回のドラマは特に戦闘時、風景映像にCGが多用されていて、同市天竜区の高根城を参考に描かれた山城の映像も登場する。瀬名が家康に別れを告げる場面、夏目広次が三方ケ原の合戦で敵陣に切り込む場面など名シーンの音声が流れるコーナーもある。
 (浜松総局・宮坂武司)

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