夏描いた風鈴 商店街に「涼」 葵区 静岡大成中・高生が飾る

 静岡大成中・高(静岡市葵区)の美術部は27日、部員が装飾した風鈴約100個を地元の鷹匠1丁目商業発展会と駿府町1区町内会・発展会に贈り、北街道の歩道上につるした。個性あふれる風鈴は9月ごろまで、涼しげな音色を響かせる。

商店街の街灯に張ったひもに風鈴をつるす美術部員=静岡市葵区
商店街の街灯に張ったひもに風鈴をつるす美術部員=静岡市葵区


 中学1年~高校3年の部員約30人が、花火や青空、スイカなど夏をイメージした絵柄を風鈴に描いた。短冊には「いつも通りに」「商売繁盛」「誠心誠意」などと商店街への応援メッセージも記した。風鈴は商店街の街灯の間にひもを渡して、一つ一つつるした。
 風鈴のプレゼントは今年で17年目。2年の伊村玲美部長(16)は「伝統をつないでいきたい。風鈴で街行く人に涼しくなってもらえたら」と願った。
 鷹匠1丁目商業発展会の杉山暁雄会長は「暑い日が続いている。商店街もこの涼しげな音を聞きながら、夏を乗り越えたい」と感謝した。
 (社会部・吉田史弥)

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