夜空照らす多彩な演出 ふくろい遠州の花火 最高峰の技術で魅了
袋井市が誇る夏の風物詩「全国花火名人選抜競技大会ふくろい遠州の花火」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が29日、同市の原野谷川親水公園で開かれた。多彩な演出の花火が次々と大輪を咲かせ、夏の夜空を照らし出した。
今年はプログラムを一新。競技コンクールを前面に打ち出した。日本煙火芸術協会から選抜された10人の花火名人が8号玉2発とスターマインを打ち上げ、最高峰の技術で観衆を魅了した。花火とオペラ、講談の異色の共演もあり、最後は「日本一ジャンボワイドスターマイン」の数千発の花火で豪快に締めくくった。
コロナ禍で4年ぶりの開催となった今大会。会場には復活を待ちわびた県内外のファンらが詰めかけた。
(袋井支局・仲瀬駿介)