地域の中学生にバスケ指導 高校生と大学生が“コーチ” 磐田北高×静岡産業大

 磐田北高と静岡産業大の女子バスケットボール部員が地域の中学生を指導するクリニックが29日、磐田市見付の同高で開かれた。磐田、袋井両市の中学1、2年生21人が参加し、先輩たちから基礎技術やデータを生かした練習方法などを学んだ。

高校生や大学生の指導でバスケットボールの練習に取り組む中学生=磐田市見付の磐田北高
高校生や大学生の指導でバスケットボールの練習に取り組む中学生=磐田市見付の磐田北高


 県立高の魅力を高める県教委の「オンリーワン・ハイスクール事業」で地域協働に取り組む磐田北高と、高大連携を進める静産大が、世代を超えた交流の促進や地域の競技力向上を目的に企画した。磐田北高のバスケ部員が静産大の練習を参考に、メニューを考案した。
 中学生は、ボールハンドリングや守備時のフットワークなどの基礎のほか、1対1の勝負でドリブルの傾向データを収集し、対人ディフェンスの対応やオフェンスの改善に生かす練習に取り組んだ。高校生や大学生はコーチとして手本を示したり、アドバイスを送ったりした。
 磐田北高の平川由紀子教頭は「生徒らが主体的に取り組んだ。中学生には先輩への憧れを持ち、高校、大学と競技を続けるモチベーションにしてもらいたい」と説明した。
 (磐田支局・八木敬介)

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