勇気のいかだ 急流挑む 小山、4年ぶり 金太郎夏まつり

 小山町の夏の風物詩「金太郎夏まつり」(同実行委主催)が29日に開かれ、町内の会場に多くの親子連れが詰めかけた。昼の部では、足柄ふれあい公園近くを流れる鮎沢川で名物のいかだレース「おやまDE(で)どんぶらこ」が4年ぶりに開催され、参加チームが豪快な水しぶきを上げながらゴールを目指した。

鮎沢川を特製いかだで下る「おやまDEどんぶらこ」=小山町の足柄ふれあい公園付近
鮎沢川を特製いかだで下る「おやまDEどんぶらこ」=小山町の足柄ふれあい公園付近

 小学生親子と一般の2部門に県内の約135チームが出場した。2人一組で大型車両のタイヤチューブにベニヤ板を固定してつくられた船に乗り、約300メートルの特設コースを下った。懸命にオールで水をかくものの思わぬ方向に流されたり、落差のある急流で転覆してしまったりと悪戦苦闘しながらも、富士山麓の清流の爽快感を満喫した。
 夜の部では町生涯学習センターを会場に、和太鼓演奏やお笑いライブ、盆踊りなどがにぎやかに催された。浴衣を着た親子連れが模擬店に立ち寄り、フィナーレの打ち上げ花火を楽しんだ。
 (御殿場支局・塩谷将広)

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