⚽沼津４発 琉球に快勝 サッカーＪ３リーグ第２０節
明治安田Ｊ３リーグは３０日、県営愛鷹多目的競技場などで第２０節２試合が行われ、沼津が４－０で琉球に快勝し、２試合ぶりの勝利で勝ち点を３３に伸ばして４位につけた。ＹＳ横浜は岐阜に１－０で競り勝ち、７試合ぶりに白星を挙げた。
②愛鷹（１勝１敗）▽観衆１８９２人
沼 津 ９勝６分け５敗（３３） ４（１―０ ３―０）０ 琉 球 ７勝３分け１０敗（２４）
▽得点者【沼】持井（ＰＫ）（４）佐藤（１）徳永（１）菅井（３）
終盤に勝負強さ
沼津は試合終盤に勝負強さを発揮し次から次へとゴールネットを揺らし、琉球に４－０で劇的な勝利を決めた。押し込まれる中でも好機をものにして、リーグ後半初戦を白星発進した。
相手ファウルで得たＰＫで前半１２分、ＭＦ持井が冷静に右足でゴールネットに突き刺した。持井は「落ち着いて（相手ＧＫの）逆をとれて良かった」と振り返る。その後は琉球の守備を崩せず追加点を奪えない。
リードを守りつつも琉球ペースが続くなか、契機となったのは前線へのＭＦ佐藤と徳永の投入。中山監督の「前への推進力を託した」との期待に２人が応えた。後半３７分、前掛かりになった相手の隙を突き、ＤＦ浜のクロスにＭＦ佐藤が走り込み右足でゴールを割った。今季初得点の１０番は「浜が仕掛けると信じて入った。めちゃくちゃうれしい」と喜びを爆発させた。
その後も沼津の勢いは止まらない。後半４１分、ＭＦ徳永のロングシュートがゴールに吸い込まれ３点目。４４分にはＣＫからＭＦ菅井がダメ押しで決めた。ＧＫ武者も試合を通して好セーブを連発し勝利に貢献した。
「（苦しい）時間帯も我慢して昇格するような戦い方をしたい」と持井。混戦模様のＪ３で優勝を狙える位置にある中、貴重な勝ち点３となった。
（東部総局・山本萌絵佳）
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