⚽静岡県勢ゆかり御殿場と藤枝で声援熱く サッカー女子W杯1次L1位通過 同級生や先輩躍動「誇り」

 サッカー女子ワールドカップ(W杯)で日本がスペインに4-0で快勝し、3連勝で1次リーグ1位通過を決めた31日、「なでしこジャパン」に代表選手を輩出したゆかりのある御殿場市と藤枝市で関係者が集まり、大きな声援を送った。

なでしこジャパンに声援を送る藤枝順心高の生徒たち=31日午後、藤枝市内
なでしこジャパンに声援を送る藤枝順心高の生徒たち=31日午後、藤枝市内
なでしこジャパンに声援を送るPV参加者たち=31日午後、御殿場市役所
なでしこジャパンに声援を送るPV参加者たち=31日午後、御殿場市役所
なでしこジャパンに声援を送る藤枝順心高の生徒たち=31日午後、藤枝市内
なでしこジャパンに声援を送るPV参加者たち=31日午後、御殿場市役所

 先発した遠藤純選手(エンゼルシティー)ら代表5人が育った「JFAアカデミー福島」の本県拠点である御殿場市では市役所でパブリックビューイング(PV)が実施された。選手たちと交流があった市民ら約80人が集まり、スクリーンに熱い視線を送った。
 前半12分に遠藤選手のパスで得点が生まれた瞬間、会場に歓声と笑顔があふれた。後半にアカデミー出身の守屋都弥選手(INAC神戸レオネッサ)が出場すると拍手がわき起こった。同市の富士岡中で遠藤選手と同学年だった市職員の鈴木克さん(23)は「世界の舞台で戦う同級生は誇り」と興奮気味に話した。当時、同校の校長だった勝亦重夫教育長は「5選手の勇敢な姿に市民は力をもらえる。決勝トーナメントでも活躍を期待したい」と応援旗を持つ手に力を込めた。
 藤枝市の小杉苑では杉田妃和(ポートランド・ソーンズ)と千葉玲海菜(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)の両選手を輩出した藤枝順心高の生徒ら約120人が大画面で試合を観戦。前日に北海道で行われた全国高校総体を制したメンバーも駆け付けた。優勝メンバーの藤原凛音選手(2年)は「押し込まれる時間帯が長かったが、相手の良さを消していた」と語った。試合終盤に出場した杉田選手について「順心らしいアグレッシブなプレーをしていた」とうなずいた。
 

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