若手社員 自社の魅力発信 市内企業 人材確保へ 磐田市 「就活サポーター」制度新設

 磐田市は本年度から就活生に向けて、市内の企業に勤める若手社員に自社の魅力などを伝えてもらう「いわた就活サポーター」制度を新設した。就活生と年の近い社員の“リアル”な声を伝えることで親しみを持ってもらい、競争が激化する人材確保につなげることが狙い。市は制度への協力企業を募集している。

いわた就活サポーター制度について
いわた就活サポーター制度について


 サポーターの対象は、市内に事業所や営業所を置く企業の入社5年以内の若手社員。自身の就活体験やUターンのきっかけ、企業の取り組みを就活生に対面またはオンラインで伝えるほか、就活時の不安や悩みなどの相談に応じる。
 市経済観光課によると、就活を控える学生から「年が近い人の方が相談しやすい」との要望が多く寄せられたため導入した。一方、市内の企業からは「人が足りない」「会社名が知られていない」と採用に苦慮する声も多いという。
 サポーターは1企業につき5人まで登録でき、別に連絡窓口となる社員の登録が必要となる。協力企業は特典として、優先的に市主催の就活イベントに参加できる。応募は市ホームページの専用フォームから。問い合わせなどは、市UIJターン就職・地元定着促進事業事務局<電053(424)5121>へ。
 (磐田支局・崎山美穂)

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