循環型社会や自然共生… 環境課題解決の事業計画募集 静岡県がSDGsアワード

 静岡県は1日から、環境課題の解決に貢献するビジネスプランを表彰する「県SDGsビジネスアワード」の募集を開始した。応募プランの中から7件程度を採択した後、アワードを通じて専門家による伴走支援を行い、プランの事業化を後押しする。

静岡県SDGsビジネスアワードをPRする谷中修吾さん(左)ら関係者=県庁
静岡県SDGsビジネスアワードをPRする谷中修吾さん(左)ら関係者=県庁

 脱炭素や循環型社会の構築、自然との共生、フードロスの改善など環境課題の解決につながるビジネスアイデアを募る。環境ビジネスに関心があり、県内に事業拠点を置くか県内事業者と連携している法人が対象。応募プランを審査した上で、11月に採択プランを発表する。2024年3月の成果発表に向け、有識者8人が採択された応募者を支援し、プランの改良を進める。
 アワードは21年度に創設し、3回目。前回までに計13件が採択され、ほとんどのプランが事業化されたという。県環境政策課によると、県内全ての地銀、信金の13機関が協力パートナーとして名を連ね、商談につながるケースもある。
 7月26日に県庁で記者会見したアワードの総合プロデューサー谷中修吾さん(湖西市出身)は「静岡の環境ビジネスの機運醸成につながっている。SDGsを見える化する取り組みとして捉え、幅広いジャンルから応募してほしい」と呼びかけた。
 締め切りは9月30日。特設サイトから応募用紙に記入し、メールで申し込む。問い合わせは事務局の県環境資源協会<電054(270)6165>へ。
 

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