郷土の歴史を学ぼう!「ふるさと歴史たんけん隊」 磐田の小学5、6年生

 磐田市教委は4日、小学生に地元の歴史や文化財について学んでもらう活動「ふるさと歴史たんけん隊」を同市見付の中央図書館と埋蔵文化財センターで実施した。市内の5、6年生9人が参加し、郷土の歴史に理解を深めた。

舟の部材を間近で見学する児童たち=磐田市見付の中央図書館(画像の一部を加工しています)
舟の部材を間近で見学する児童たち=磐田市見付の中央図書館(画像の一部を加工しています)
発掘調査などで出土した品々を見学する児童たち=磐田市見付の中央図書館(画像の一部を加工しています)
発掘調査などで出土した品々を見学する児童たち=磐田市見付の中央図書館(画像の一部を加工しています)
しっぺいをあしらったオリジナル缶バッジ
しっぺいをあしらったオリジナル缶バッジ
舟の部材を間近で見学する児童たち=磐田市見付の中央図書館(画像の一部を加工しています)
発掘調査などで出土した品々を見学する児童たち=磐田市見付の中央図書館(画像の一部を加工しています)
しっぺいをあしらったオリジナル缶バッジ

 中央図書館で開かれている中世の見付の様子を紹介する企画展「中世の見付 遠江の中心ミッケ!」を訪れた児童らは、近年の調査で分かった舟の部材を間近で見学した。市教委文化財職員は「見付は東西に東海道が通り、南は遠州灘につながる入り江が広がっていた」とし、水陸の交通の要衝であったと説明した。
 国府や守護所関係者らの集団墓地とされる「一の谷中世墳墓群遺跡」で出土した短刀や茶わんなども観察した。中部小5年の冨田愛華さん(10)は「割れていないお皿もあって驚いた」と話した。ふるさと歴史たんけん隊は2006年度から毎年開催している活動で、12月までに計5回程度行う。
 (磐田支局・崎山美穂)

27日までスタンプラリー、記念品も
 磐田市教委は、地域の歴史文化資源を身近に感じてもらおうと、市内の文化財施設を散策するスタンプラリーイベントを実施している。参加無料。27日まで。
 対象施設は日本最古の木造擬洋風小学校舎「旧見付学校」(同市見付)や歴史文書館(同市岡)、中世の見付の様子を紹介する企画展「中世の見付 遠江の中心ミッケ!」(同市見付の中央図書館)など計5カ所。スタンプラリーの用紙は各施設で入手できる。
 5カ所のうち3カ所を巡りスタンプを集めると、先着順にオリジナル缶バッジを記念品として贈る。徳川家康が磐田で興じたとされる鷹狩りにちなんだデザインなど4種類=写真=を用意し、埋蔵文化財センター(同市見付)で配布している。問い合わせは市教委文化財課<電0538(32)9699>へ。

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