高齢者 ダンスで一汗 焼津の施設 地域協力隊 花田さん指導

 焼津市田尻北の特別養護老人ホームつばさで4日、ブレイクダンス教室が開かれた。利用者は講師を務めた市地域おこし協力隊の花田光陽さんと一緒に、手足を動かして、ブレイクダンスの動作を実践した。

花田さん(中央奥)に合わせてブレイクダンスの動作を実践する利用者=焼津市田尻北の特別養護老人ホームつばさ
花田さん(中央奥)に合わせてブレイクダンスの動作を実践する利用者=焼津市田尻北の特別養護老人ホームつばさ

 花田さんは最初にブレイクダンスの歴史や四つの動きで構成されていることを紹介。ウインドミルと呼ばれる大技を披露した。その後、利用者と一緒にトップロック、ハンドウエーブと呼ばれるブレイクダンスの動きを実践した。
 利用者は花田さんに合わせて、手を伸ばし何かをつかんで下に捨てるといった動作を繰り返すことで、リズムに乗ったダンスを行った。うまくできないとためらう利用者に花田さんは「完璧でない動きが個性となり、かっこよさにつながる」と声をかけた。
 花田さんはダンスの魅力を幅広い世代に伝えたいと、2年ほど前から市内の公民館でシニア世代を中心にブレイクダンスを教えている。今後は高齢者施設も回りたい考え。
 (焼津支局・福田雄一)

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