手筒花火 勇壮に夏の夜焦がす 静岡・一色煙火保存会
静岡市葵区新間の一色煙火保存会は5日夜、同所の新間宮前スポーツ広場で手筒花火を披露した。ごう音を立てながら高さ10メートルほどまで火柱を噴き上げる勇壮な姿に地元住民が拍手を送った。
同広場で開催される地元の「服西学区夏祭り納涼大会」に合わせた恒例行事。会員10人が小筒と中筒の2種類の手筒花火計36本を次々と披露し、来場者は火花を眺めて悪霊退散を願った。小学生以下を対象に、手持ち花火を楽しむイベントも行った。
同大会の開催は新型コロナウイルスの影響で4年ぶり。保存会の森山由朗会長は「久しぶりの開催で、子どももたくさん来てくれた。迫力のある花火を間近で見て喜んでくれた」と話した。
(社会部・小沢佑太郎)