少子高齢化の現状理解へ 愛知の大学生 伊豆・土肥地区で学習会

 日本福祉大(愛知県)の学生が7日、伊豆市土肥地区を訪れ、地域資源を学ぶ学習会を実施した。9日まで滞在し、フィールドワークなどを通してを理解を深める。

伊豆市の少子高齢化についての講義を聞く学生ら=同市内
伊豆市の少子高齢化についての講義を聞く学生ら=同市内

 訪問したのは同大社会福祉学部の小松理佐子教授のゼミ生12人。初日は社会福祉士で市土肥地区地域包括支援センターの黒川正樹センター長(49)が講師を務め、2008年から18年までの同市の人口変化グラフや40年までの同市、東京都、川崎市の人口推移予測を示した。「伊豆市はほかの地域と比べて15~64歳の人口が今後大幅に減っていく」とし、「地域ごとに格差がある少子高齢化について注目してほしい」と説明した。
 8日は地元の社会福祉法人やNPO法人、市職員からの講義を受け、フィールドワークを行う。土肥地区の現状と課題解決案をグループで討論する。3年の吉村隼さん(20)は「地元などと比べて少子高齢化の共通点も見つかった。高齢者がどういう生活をしているかに目を向けてみたい」と述べた。
 (大仁支局・小西龍也)

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