中山氏 静岡県議続ける意向 無免許運転問題受け会見、謝罪

 中山氏は「政治への不信感を抱かせた。自らの軽率さを心の底から恥じ、公人としての自覚と順法精神の低さを深く反省する」と陳謝した。議員辞職をしない理由について「期待を裏切ったまま辞めることで責任を取るよりは、一層仕事にまい進することで罪を償いたい」と説明した。

無免許運転したことを謝罪する中山真珠静岡県議=8日午前、県庁
無免許運転したことを謝罪する中山真珠静岡県議=8日午前、県庁

 8月1日に失効に気付き、2日に車を運転して免許センターへ向かったことについて「免許失効から3カ月間は乗っても大丈夫だと勘違いしていた」と釈明。一方で、立て込んだ仕事を理由に4日に運転したことは「順法意識の低さ」と述べた。免許は5月16日までで失効していたが、8月1日に自覚するまで日常的に運転していたという。
 4月の県議選で戦後最年少の27歳で初当選した中山氏に対し、県民の期待の声があったと報道陣から指摘されると、「若い人に政治を任せてはいけないと言われかねないことをしてしまい、本当にふがいなく思う」と答えた。
 本人や関係者によると、中山氏は8月4日午後3時ごろに静岡市葵区で軽乗用車を運転中、横断歩道を渡っていた歩行者の通行を妨げたとして、静岡中央署員に声をかけられて無免許が発覚。その場で交通切符(赤切符)を切られた。
 (政治部・大沼雄大)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞