東海中学総体サッカー 浜松開誠館5発 快勝V 静岡学園は3位で全国切符

 東海中学総体は8日、サッカーなどを行った。サッカーの決勝は、県2位の浜松開誠館が5-0で帝京大可児(岐阜)に快勝し、2大会ぶりの優勝を果たした。準決勝で帝京大可児に敗れた県優勝の静岡学園は3位で、全国大会出場決定戦で安城北(愛知)を2-0で下した。県勢2チームは全国大会へ出場する。

サッカー決勝 浜松開誠館―帝京大可児 先制点を決める浜松開誠館の日下=三重交通Gスポーツの杜鈴鹿
サッカー決勝 浜松開誠館―帝京大可児 先制点を決める浜松開誠館の日下=三重交通Gスポーツの杜鈴鹿

 バスケットボール男子は浜松開誠館が準優勝、女子は沼津市立高中等部が3位で全国大会へ駒を進めた。
サッカー
▽1回戦
浜松開誠館 1―0 西朝明(三重)
静岡学園 6―0 安城西(愛知)
▽準決勝
浜松開誠館 9―0 安城北(愛知)
帝京大可児(岐阜) 2―0 静岡学園
▽決勝
浜松開誠館 5―0 帝京大可児 
▽全国出場決定戦
静岡学園 2―0 安城北

日下(開誠館) 執念の先制点  FW日下の先制点で勢いづいた浜松開誠館。決勝は、県1位のライバル静岡学園を下して勝ち上がってきた強敵・帝京大可児を相手に、前半だけで3点を挙げて圧倒した。
 日下は決勝前、いつも以上に得点への執念を燃やしていた。静岡学園との県総体決勝では、シュートがゴールポストに阻まれて決めきれず、PK戦にもつれ込み敗戦を喫した。「今日こそは絶対に決める。チャンスは逃さない」
 前半15分、帝京大可児が自陣ゴール前からカウンターを仕掛けようとした隙に、MF大羽がボールを奪った。パスを受けた日下が蹴り込むと、ボールはゴール左下に吸い込まれた。「イメージ通りだった」。先制点で波に乗ると14分後に主将のMF小関、その2分後にMF藤田も続いた。
 チームは県総体決勝で、惜敗した悔しさをバネに短期間で成長。「全員がそれぞれの長所を生かしてゴールへの起点を作ろうとしている」と岡本監督。全国2連覇へ向け小関主将は「体を張ったプレーで相手守備を崩す、自分たちらしい戦い方で勝ち上がりたい」と意気込んだ。
 (北井寛人)
前回覇者の意地 静学  前回大会の覇者静岡学園は安城北との全国出場決定戦の後半、持ち前の統率のとれた攻撃を展開した。DF渡辺、FW布施とつないだボールをMF梅沢が決めきるなど、2得点で快勝。意地を見せて全国大会の切符を手にした。
 帝京大可児との準決勝は、開始わずか1分で先制を許した。シュート本数は相手の4本に対して15本。好機はつくったが決めきれず。後半28分にも失点し、0-2で敗れた。
 主将のMF泉は腰のけがで今大会欠場。「全国では必ずピッチに立ち、ドリブルとパスで細かくつないで得点する静学らしいサッカーで1位を目指す」と誓った。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞