天野(藤枝広幡バドキッズ)3位、全国へ 東海中学総体・バドミントン

女子シングルス3位決定戦 角度あるスマッシュで攻め込む藤枝広幡バドキッズの天野=岐阜メモリアルセンターで愛ドーム
女子シングルス3位決定戦 角度あるスマッシュで攻め込む藤枝広幡バドキッズの天野=岐阜メモリアルセンターで愛ドーム
男子ダブルス準々決勝 兄弟ペアで戦った富士中央BCの山下陸翔(左)、瑛翔組=岐阜メモリアルセンターで愛ドーム
男子ダブルス準々決勝 兄弟ペアで戦った富士中央BCの山下陸翔(左)、瑛翔組=岐阜メモリアルセンターで愛ドーム
女子シングルス3位決定戦 角度あるスマッシュで攻め込む藤枝広幡バドキッズの天野=岐阜メモリアルセンターで愛ドーム
男子ダブルス準々決勝 兄弟ペアで戦った富士中央BCの山下陸翔(左)、瑛翔組=岐阜メモリアルセンターで愛ドーム

 東海中学総体は9日、バドミントンなどを行った。バドミントンは男女個人戦を実施し、女子シングルスは天野祐希(藤枝広幡バドキッズ)が3位で全国大会に進んだ。男子はダブルスが山下陸翔、瑛翔組(富士中央BC)、シングルスは勝又悠翔(御殿場高根)が準々決勝で敗退した。  前回大会の雪辱
 女子シングルスは天野(藤枝広幡バドキッズ)が、全国出場を懸けた一戦で因縁のライバルにストレート勝ちし、雪辱を果たした。「今までやってきたことを発揮して戦えた」と勝利をかみしめた。
 3位決定戦で対戦したのは、くしくも前回大会も3位決定戦で当たり、ストレート負けした相手。「我慢強く、泥くさく戦おう」とコートに立った。長い腕を生かした得意のレシーブで粘ってミスを誘い、1セット目は危なげなく先取。2セット目は競り合いをものにした。身長166センチから放つ角度あるスマッシュとドロップショットを打ち分けて得点を重ね、最後はネット際の攻防で逆をつき、勝利をもぎ取った。
 前回大会の悔しさを胸に力を付けてきた。「全国大会ではこれまで支えてきてくれた人へ感謝を示せるようないい試合をしたい」と爽やかに汗を拭った。

 あうんの呼吸で山下兄弟が善戦 男子複8強
 男子ダブルスは県優勝の山下陸翔、瑛翔組(富士中央BC)が名経大市邨(愛知)のペアに準々決勝で0-2で敗れ、兄弟ペアでの全国出場を逃した。
 両親の影響で兄陸翔が小学1年、弟瑛翔が幼稚園児の時に一緒にバドミントンを始めた。長く2人でやってきたからこそ、互いの動きが「なんとなく分かる」。準々決勝でもあうんの呼吸を武器に善戦したが、相手の強烈なスマッシュに押し込まれて力尽きた。
 陸翔は「もう少し冷静に戦うべきだった」と反省を口にしながらも「2人で東海大会の舞台に立ててよかった」と晴れやかな表情を浮かべた。瑛翔はまだ1年。「この敗戦を忘れない。兄がいなくても強い気持ちで戦えるように成長し、全国大会上位で戦える選手になる」と悔し涙を拭った。
 ▽男子シングルス準々決勝
因藤(愛・大府北) 2―0 勝又(御殿場高根)
池山(三・倉田山) 2―0 青島(星陵)
 ▽男子ダブルス準々決勝
西牟田 江崎(愛・名経大市邨) 2―0 山下陸 山下瑛(富士中央BC)
 ▽女子シングルス準々決勝
山下(岐・大垣北) 2―1 長谷川(広幡バドキッズ)
天野(広幡バドキッズ) 2―0 鈴木(岐・岐陽BC)
 ▽同準決勝
松本(愛・富士松) 2―0 天野
 ▽同3位決定戦
天野 2―0 山下

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