バレーボール 女子・掛川大須賀が初優勝 富士宮四、男子準V 東海中学総体

 東海中学総体は10日、バレーボールなどを行った。バレーボールは女子で静岡県王者の掛川大須賀が県総体に続いて初優勝を果たした。男子は県3位の富士宮四が準優勝、県2位の藤枝リアンが代表決定戦で県王者の浜松修学舎を破り、全国中学校体育大会(全中)への出場を決めた。

バレーボール女子決勝 掛川大須賀―笠松 掛川大須賀の清水(左)がスパイクを狙う=岐阜・山県市総合体育館
バレーボール女子決勝 掛川大須賀―笠松 掛川大須賀の清水(左)がスパイクを狙う=岐阜・山県市総合体育館
バレーボール男子決勝 富士宮四―各務原中央 スパイクを決める富士宮四の中島主将
バレーボール男子決勝 富士宮四―各務原中央 スパイクを決める富士宮四の中島主将
バレーボール女子決勝 掛川大須賀―笠松 掛川大須賀の清水(左)がスパイクを狙う=岐阜・山県市総合体育館
バレーボール男子決勝 富士宮四―各務原中央 スパイクを決める富士宮四の中島主将


攻撃力生かし圧倒 掛川大須賀
 バレーボール女子は県総体を初制覇した掛川大須賀が東海の頂点に駆け上がり、3月の東海新人との2冠を達成した。決勝は持ち味の攻撃力を生かし、笠松(岐阜)にストレート勝利を収めた。
 力のあるスパイカーがそろう「3枚エース」が強み。中でも第1セットで躍動したのは167センチのサウスポー清水だ。「思い切り打って1点でも多く」とライトからスパイクをたたき込み、25-17で先取した。
 「よく考えて回してくれていつも打ちやすい」と清水が絶賛するトスを上げるのがセッター杉山。ライト側のブロックが遅れているのを見逃さず、序盤は清水を軸に攻撃を組み立てた。小学校時代からプレーしてきたメンバーだからこそ「それぞれに合ったトスが分かる」と杉山。第2セットは3人のエースにトスを散らし、25-8で圧倒した。
 決勝での選手の生き生きとした姿に玉村監督も「勝ち上がる中で自分たちの成長を実感し、自信あふれるプレーをしていた」と笑顔を見せる。小学生の頃からチームの目標だった全国の舞台を前に清水は「全員でボールをつないでベスト8に入る」と声に力を込めた。

決勝で疲れも全国へ前向き 富士宮四
 男子の富士宮四は決勝で岐阜優勝校の各務原中央にストレートで敗れた。
 準決勝では県王者の浜松修学舎と第3セットまでもつれる激戦を繰り広げた。主将の中島、左のエース平賀が両サイドから得点を重ね、最後は25-23で競り勝った。
 しかし、準決勝とのダブルヘッダーとなった決勝は、熱戦の疲れが出た。第1セットは相手の強打に押し込まれてボールをつなげず、15-25で落とした。第2セットは息を吹き返し、両サイドからの攻撃で揺さぶったが20-25で屈した。
 「序盤にボールが拾えず、流れを作れなかった」と中島。反省点はあるが、「チーム一丸で決勝にふさわしいプレーができた」と前を向く。全国ベスト4の目標に向け、持ち味の攻撃に磨きをかけて臨む。(袋井支局・北井寛人)

 ▽男子準決勝
各務原中央(岐阜) 2―0 藤枝リアン 
富士宮四 2―1 浜松修学舎 
 ▽同決勝
各務原中央 2―0 富士宮四
 ▽同全国大会出場決定戦
藤枝リアン 2―1 浜松修学舎 
 ▽女子準決勝
掛川大須賀 2―0 御前崎浜岡 
 ▽同決勝
掛川大須賀 2―0 笠松(岐阜)
 ▽同全国大会出場決定戦
海星(三重) 2―0 御前崎浜岡

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