神輿渡御 若衆ら勇ましく 「東海一の荒祭り」焼津神社大祭

 東海一の荒祭りとも称される焼津神社大祭は最終日の13日、神輿(みこし)を担いで市街を練り歩く「神輿渡御」を焼津市内で実施した。新型コロナの影響で取りやめていた通常方式が4年ぶりに復活した。

みこしを上下に激しく揺らす祭り衆=焼津市焼津2丁目の焼津神社
みこしを上下に激しく揺らす祭り衆=焼津市焼津2丁目の焼津神社


 社殿から境内に2基の神輿を運び出し、白装束の若い祭り衆が上下に揺らしながら担いだ。「アンエットン」という伝統のかけ声を発し、砂煙を上げながら勇壮な練りを繰り広げた。
 国選択・県指定無形民俗文化財「獅子木遣(や)り」の手古舞衣装の少女や、猿田彦ら神役の先導で街中に繰り出した。市内4カ所の御旅所を巡りながら、夜に神社に戻った。
 神輿渡御は新型コロナの影響で2020年、21年と中止。22年は実施したが、神輿を台車に載せていく従来と異なるスタイルを採用した。
 (焼津支局・福田雄一)

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