23年前の思い出と"再会" タイムカプセルを開封 磐田・向笠小
磐田市向笠竹之内の向笠小で13日、23年前の児童が思い出の品を入れたタイムカプセルの開封式が開かれた。2000年度の在校生ら約100人が自分への手紙や写真を取り出し、当時を懐かしんだ。
タイムカプセルは当時のPTAの提案で、21世紀の到来を記念して、在校生約300人が01年3月に思い出の品を茶葉保存用の木箱に封入し、校舎内に保管していた。20年後の21年に開封する予定だったが、新型コロナウイルス禍で延期になっていた。
カプセルには、20年後の自分に向けたメッセージや、クラスメートとの交換日記、詩集などが詰まっていた。参加者は旧友との再会を楽しみながら、思い出話に花を咲かせた。
当時3年生で、開封式の開催を呼びかけた小学校教諭鈴木和毅さん(32)は自宅で友人と遊んでいる時の写真を見つけ、「何を入れたか忘れていた。友達が写真の時から変わっていなくて笑ってしまった。久しぶりに会った卒業生が楽しそうにしていて、開いてよかった」と話した。