“小学生武士”華麗に「えいっ」 磐田で殺陣教室
磐田市新造形創造館は16日、大河ドラマ「どうする家康」放映にちなみ「夏休みこども殺陣(たて)教室」を同市上新屋の市民文化会館かたりあで開いた。市内外の小学生17人が受講し、時代劇さながらの臨場感あふれる殺陣を体験した。
殺陣やアクションを展開する「ギャラクシーアクションクラブ」(浜松市南区)の中村茂代表らが講師を務め、刀の基本的な扱い方や立ち回りの所作などを指導。「主役は鞘(さや)からゆっくりと刀を抜く」などと助言した。児童らは、実際に敵と見立てた講師陣を華麗な刀さばきで倒し“武士”になりきった。
お手製の段ボール甲冑(かっちゅう)を身に着けて参加した浅岡海琉くん(10)=島田金谷小5=は「堂々とできたので100点満点。これから、刀の使い方や構えをもっと勉強したい」と声を弾ませた。
このほか、地域の魅力発信に取り組む磐田市職員有志のプロジェクトチーム(PT)が、「『磐田で何した?家康』天下取りすごろく」を用意。児童らは、家康が誕生してから江戸幕府を開くまで、天下取りの足跡をたどりながら家康と磐田のつながりを学んだ。
(磐田支局・崎山美穂)