沼津・イーラde前 車道に休憩空間設置 10月下旬から社会実験

 沼津市は10月下旬から、JR沼津駅南口の商業施設イーラde前道路の1車線を規制し、車道を転用した休憩空間「パークレット」を設ける。社会実験「オープンヌマヅ」の一環として、当面は2025年3月末までの取り組みだが、市は鉄道高架化に向けて歩行者空間の拡大と回遊性の向上を狙い、恒久的な施設としての整備を目指す。

設置するパークレットのイメージ
設置するパークレットのイメージ


 パークレットは4車線あるイーラde南側道路のうち、建物に面した1車線の長さ20メートル、幅2・4メートルに設置する。ベンチを3カ所置き、立ちながらパソコンなどで作業ができるカウンターも設ける。プランターを配し、植物で休憩空間を彩る。
 市は22年4月にもイーラde前で同様の社会実験を行い、休日の人出が通常の1・6倍に増える効果があったという。市は25年度以降、本格的にパークレット整備を進める方針で、今回の実験は長期間とし、恒常的な利用実態を把握する。
 (東部総局・尾藤旭)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞