柴田(浜松丸塚)が6位入賞 片山(浜松西高中)が健闘8位 全国中学総体・競泳

柴田が意地「一番集中できた」

男子100メートル自由形 6位入賞をつかみ取った浜松丸塚の柴田和輝=香川県立総合水泳プール
男子100メートル自由形 6位入賞をつかみ取った浜松丸塚の柴田和輝=香川県立総合水泳プール
女子100メートルバタフライ 8位となった浜松西高中等部の片山詩織
女子100メートルバタフライ 8位となった浜松西高中等部の片山詩織
男子100メートル自由形 6位入賞をつかみ取った浜松丸塚の柴田和輝=香川県立総合水泳プール
女子100メートルバタフライ 8位となった浜松西高中等部の片山詩織

 2種目で予選敗退の悔しさを味わった柴田(浜松丸塚)が、最後の男子100メートル自由形で意地を見せた。予選を7位通過し、決勝は最後方から追い込み6位入賞。「自己記録を出せなかったが、一番集中して泳げた」と力を出しきった。
 「ライバルを気にしすぎた」と、集中力を欠いた18日の200メートル自由形、400メートルメドレーリレーの泳ぎを反省。得意の100メートル自由形は「自分らしい泳ぎ」に徹した。
 予選は気持ちがはやって前半に突っ込みすぎたが、決勝は冷静に、持ち味の大きなストロークを維持。スパートで一気に加速して2人を抜いた。「前半を抑え過ぎたかも」と苦笑しながらも、「予選から一つ順位を上げられた」と納得のレース運びだった。
 3種目を通じて「常にベストの泳ぎができるようにならないと戦えない」と痛感したのは大きな収穫。高校3年での全国総体優勝を目指し、「もっと練習で追い込みたい」と向上心は尽きない。
 「いい経験」片山 女子100バタ8位
 女子100メートルバタフライは片山(浜松西高中等部)が2年ながら8位と健闘。「楽しかった。決勝で戦えていい経験」と充実感をにじませた。  今大会まで右肩上がりで記録を伸ばしたが、18日の200メートルバタフライ予選は、自己記録から約1秒遅れて全体9位で敗退。「大会で自己記録が出ないのは久しぶり」と闘志に火が付いた。  100メートルバタフライは予選で自己新の1分2秒28。ただ、決勝はタイムを落とし、「予選の疲れを残さない体力を手に入れないと」と課題も実感した。  全国中学校体育大会は初出場。「全国レベルを見てもっと努力が必要と分かった。来年は表彰台に上がる」と決意を胸に会場を後にした。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞