「ふれあいデイ」開催100回達成 浜松・中区の野外イベント

 浜松市中区のアクト通りで毎月第3日曜に開かれる野外イベント「ふれあいデイ」が20日、通算100回目を迎えた。恒例の地元バンドによるコンサートや農産物の販売、子ども縁日などが行われ、買い物客や家族連れでにぎわった。

コンサートや露店でにぎわう「ふれあいデイ」=浜松市中区のアクト通り
コンサートや露店でにぎわう「ふれあいデイ」=浜松市中区のアクト通り

 2014年に市が地域活性化を狙って始めたイベント。後に運営主体が地域住民や浜松まちづくり公社に移り、メンバーの高齢化で一時途絶えかけたが、3年前に大学生らで構成するNPO法人わたぼうしグランドデザインが協力を申し出て、現在は住民や公社と実行委員会を構成している。学生が考案した縁日風の露店が親子連れに人気で、来場者の年齢層が広がった。
 初期から出店を続ける西区のやますえ製茶は、自園自製のこだわりを地元消費者にPRしている。経営する鈴木清子さんは「お客さんの生の声を聞ける貴重な場」と話す。6年前からコンサートに出演しているサクソフォンバンド「トキバン」の松本和久さんは「最初は頼まれて出始めたが、今は自分たちが元気をもらっている」と振り返った。
 運営を担う浜松学院大3年古川竣大さんは「地域を学ぶ貴重な経験ができている。若い世代の来場をより増やす方法を考えたい」と今後の発展へ意欲を語った。

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