“沼津産”海ブドウ出荷 廃校プール跡で陸上養殖 三島で21日販売

 沼津市の旧内浦小プール跡を活用した海ブドウの陸上養殖場「しずおか海ぶどうLABO.(ラボ)」で20日、苗から沼津市内で育てた〝沼津産〟の海ブドウの出荷が始まった。21日に三島市谷田のJAふじ伊豆直売所「みしまるかん」で20パック限定で販売する。

出荷する海ブドウの出来栄えを確認する庄司場長=沼津市の旧内浦小
出荷する海ブドウの出来栄えを確認する庄司場長=沼津市の旧内浦小
パック詰めされた沼津産の海ブドウ
パック詰めされた沼津産の海ブドウ
出荷する海ブドウの出来栄えを確認する庄司場長=沼津市の旧内浦小
パック詰めされた沼津産の海ブドウ

 陸上養殖に取り組むのは、沖縄県宮古島市でも海ブドウ養殖を手がける長泉町の「Rカンパニー」。昨年7月にプール跡を沼津市から借り、ビニールハウスや養殖用の小さなプールを設置した。同年10月から本格的な養殖を始めたが、機器の不調などで出荷には至らなかった。これまでは宮古島市の養殖場で収穫した海ブドウを沼津に運び、一定期間プールに入れて出荷できる状態にして販売してきた。
 今回販売するのは、5月末~7月に沼津で植え付けた約1・6キロ。20日はパック詰めを行った。養殖場の庄司昌弘場長(42)は「沼津産がようやく出荷できホッとしているが、収穫量はまだまだ。皆さんの期待に応えられるよう量を増やしていきたい」と話した。
 今回の販売価格は1パック(80グラム)550円。今後は収穫量に応じて他の店舗にも出荷する計画で、価格は変動する見込み。

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