科学の仕組み 工作で伝授 静大生が児童向け講座 浜松市天竜区佐久間
静岡大工学部、情報学部の学生でつくる理科工作サークル「Kids Science Cafe(キッズサイエンスカフェ)」は21日、浜松市天竜区佐久間町の小学生を対象にした科学講座を同町内2カ所で開いた。浦川小と佐久間小の児童計約20人が、科学の仕組みを利用して遊ぶおもちゃの工作を楽しんだ。
プロペラの回転を原動力にして光る飛行機「ウインドプレーン」の工作に挑戦した。発光ダイオード(LED)のライトが付いたモーターにプロペラを取り付けた後、機体の外側を好きなデザインに仕上げた。
飛行機を振ってプロペラを回し、先端のLEDが光ると子どもたちは笑顔を見せた。佐久間小4年の永田陽明君(9)は「光る仕組みはまだわからないけど、光って楽しかった」と話した。
同市に風力発電施設があることから、工作を通じて風力発電を身近に知ってもらう狙い。市と同大学の連携事業の一環で実施した。
(水窪支局・大沢諒)