ヒマラヤの暮らし捉えた写真50点 静岡・葵区で愛好家が展示
静岡市清水区の写真愛好家芦沢伸治さん(76)がヒマラヤ山脈で撮影した作品の展示会が29日まで、同市葵区のコミュニティホール七間町で開催されている。雄大なヒマラヤの山々やそこに住む人々の暮らしぶりなどを切り取った力作50点が並ぶ。
夕日に照らされる世界最高峰のエベレスト(8848メートル)を、付近の別の山頂約5400メートル地点から撮影した作品が来場者の目を引く。現地の人々を撮影する際は、あいさつの言葉「ナマステ」と片言の英語を使って交渉。寒い中でも無邪気に遊ぶ子どもたちの純真なまなざしや、食事をする母娘の穏やかな笑顔などをリアルに捉えた。
2015年から19年にかけ、「富士山に比べヒマラヤを撮る日本人は少ないから」と重いカメラを携えて単身で7回登山した芦沢さん。「大迫力の未知なる山脈とノスタルジックな日常風景に注目して」と見どころを語った。
午前9時から午後6時まで(最終日は同3時まで)。水曜休館。