男子400メートルリレー 沼津五中が7位 全国中学総体・陸上
全国中学校体育大会は25日、愛媛県などで行われ、陸上は男子400メートルリレーで沼津五が44秒00で7位に食い込んだ。男子1500メートルの森田陽翔(袋井周南)は14位、男子走り高跳びの小池創介(浜松江西)は15位だった。
【男子】
▽1500メートル決勝 ⑭森田陽翔(袋井周南)4分7秒19
▽400メートルリレー決勝 ⑦沼津五44秒00
▽走り高跳び ⑮小池創介(浜松江西)1メートル85
【女子】
▽100メートル9~16位決定戦 ⑮河村彩(浜松天竜)12秒50
沼津五中、アクシデント越え団結
男子400メートルリレーの沼津五は、1走予定の吉利が決勝直前にアクシデントで欠場を余儀なくされながらも、団結力を見せた。細川が代役を務め上げて44秒00の7位。メンバーは「悔いのない大会になった」と声をそろえた。
決勝前のウオーミングアップで吉利が左太ももを負傷。急きょ出場が決まった細川はスタートに苦手意識があったが、「やるしかない」と自らを奮い立たせた。全国の強豪にも引けを取らない飛び出しで流れをつくった。
2走のエース佐藤主将は大きなストライドで後半に加速し、3走斎藤がコーナーでライバルに詰め寄った。最後は2年のアンカー高橋が先輩の思いを背負ってフィニッシュ。予選でマークしたチーム記録には及ばないが、大舞台でバトンをつないだ4人の表情は晴れやかだった。
メンバー全員、リレーのみの出場。佐藤は「欠場者が出ても気持ちを切り替え、一致団結して決勝でいいレースができた」と充実感をにじませた。
(北井寛人)
男子1500メートル 森田(袋井周南)14位 「この経験は収穫」
男子1500メートルで初の全国に挑んだ森田(袋井周南)は4分7秒19の14位。入賞には届かなかったが、目標の決勝進出は果たした。
4分2秒60の自己新をマークした予選と同じく、決勝も集団内で力をため、終盤に勝負を懸けるつもりだった。だが、スタート直前まで降った雨でトラックには蒸し暑い空気が漂い、序盤で予想以上に体力を奪われた。一度は先頭集団に追いつく粘りを見せたが、最後まで食らいつくことはできなかった。
それでも、「全国で戦うにはもっと体力が必要。この経験は収穫だった」と前を向く。高校では全国入賞が目標だ。