津毛利神社「豊栄の舞」奉納へ 10月例大祭 晴れ舞台向け準備 浜松

 浜松市南区の津毛利神社で10月7、8の両日、例大祭が執り行われ、4年ぶりに地元小学生が「豊栄の舞」を奉納する。今年は中学生も参加し、例年以上の規模になるという。子どもたちは本番に向け、熱のこもった練習を続けている。

保護者に衣装を着付けてもらう子どもたち=浜松市南区の津毛利神社
保護者に衣装を着付けてもらう子どもたち=浜松市南区の津毛利神社

 1年の五穀豊穣(ほうじょう)への感謝を込めて行われる豊栄の舞。同神社では、神社の新築に合わせて1990年に始まった。例年小学5年生に参加を募っているが、コロナ禍で過去3年間実施できなかったため、今年は中学生も受け入れた。10月1日まで練習会を開き、舞を仕上げていく。
 同神社でこのほど、本番衣装の着付け講習会が開かれ、舞指導を行う神職の若松洋子さんが白衣や緋袴、かんざしの着け方などを保護者に指導した。衣装を身にまとった浜松西高中1年の矢野未悠さん(13)は「(衣装を着て)ようやく実感が湧いてきた。3年分の思いを込めて見に来てくれた人たちに感動してもらえるような舞を披露したい」と話した。
 例祭では舞のほか、神事や屋台の引き回しなども行われる。
 (浜松総局・仲瀬駿介)

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